皆さん、一人暮らし生活を楽しんでいますか?
せっかく一人暮らし始めたのであれば、部屋をオシャレな内装にしていきたいですよね。
そんな方におすすめなのが、インテリアアートです。
この記事では、自分の部屋をオシャレにする最適なインテリアアートの選び方を紹介します。
アートにはさまざまな種類とスタイルが存在し、自分のライフスタイルや好みによってその選択肢は無限大です。選び方を学ぶことで、自分の部屋がどのように生まれ変わるか、想像するだけでワクワクするでしょう。
- 一人暮らしを始めたばかりの方
- 部屋をもっとオシャレにしたい方
- 衣替えを考えている方
インテリアアートとは
インテリアアートとは
インテリアアートとは、自宅やオフィス、店舗などの室内空間に装飾するために飾る美しさや個性を付加するために使われる芸術的な作品ことです。
インテリアアートは、私たちの生活空間に美しさと個性を与える重要な要素です。
特に、私たちの生活空間に彩りを与え、心地よい雰囲気を作り出すことができます。
インテリアアートには絵画、彫刻、写真、テキスタイル、オブジェクトアートなど、さまざまな形態があります。それは単なる装飾品ではなく、見る人の視覚を刺激し、感情や思考、文化を反映することから、生活空間における自己表現の一環として扱われています。
また、特定のテーマやスタイルに基づいて選ぶことができ、それぞれが部屋の雰囲気や能動的な感受性に影響を与えます。
そのため、自分の好みやライフスタイルに合わせたアートを選ぶようにしましょう。
インテリアアートの種類とスタイル
インテリアアートには、多くの種類とスタイルが存在します。
ここで、インテリアアートの種類とスタイルについて解説します。
種類その1:絵画
1つめは、絵画です。
絵画の中には抽象画や風景画、静物画などがあります。
抽象画とは、具体的な形や対象を描写するのではなく、色、形、線、テクスチャなどの要素を組み合わせにより、画家の感情や内面を表現する絵画のことです。
抽象画家の代表例として下記の人物が挙げられます。
◯ワシリー・カンディンスキー

作品名:コンポジション VIII
◯ピエト・モンドリアン

作品名:赤、黄、青のコンポジションC
風景画や静物画は、具体的な対象を描写し、リアルな景観を提供します。
風景画や静物画の代表例として下記の作品が挙げられます。
◯「印象・日の出」(クロード・モネ)

◯「ひまわり」(フィンセント・ファン・ゴッホ)

種類その2:彫刻
2つめは、彫刻です。
彫刻は立体的で、実際に触れることができるアート形式です。
金属や木材、石などさまざまな素材で作られた彫刻は、視覚的な美しさだけでなく、物理的な存在感も併せ持ちます。
ただ、棚など乗せられるサイズもあれば、床に直置きの物もありますので、活用できるスペースを考慮して選びましょう。
彫刻の代表例として下記の作品が挙げられます。
◯「ダビデ像」(ミケランジェロ・ブオナローティ)

◯「考える人」(オーギュスト・ロダン)

スタイルその1:モダンアート(近代美術)
また、アートのスタイルも多岐にわたります。
モダンアート(近代美術)とは、19世紀後半から20世紀にかけて現れた、伝統的な芸術の枠組みを打ち破り、新しい表現方法を追求した芸術です。
モダンアートの代表的な画家は下記の人物が挙げられます。
◯パブロ・ピカソ 泣く女 etc…

◯フィンセント・ファン・ゴッホ 星月夜 etc…

スタイルその2:ミニマリズム
ミニマリズとは、1960年代のアメリカ美術に現れた、要素を極限まで減らし、シンプルな形や構造で表現する芸術です。
シンプルで洗練されたデザインが特徴のため、モダンなインテリアによく合います。
ミニマリズムの代表的な画家は下記の人物が挙げられます。
◯ドナルド・ジャッド

作品名:無題
◯フランク・ステラ

作品名:アカハラシキチョウ5.5X
スタイルその3:ボヘミアンスタイル
ボヘミアンスタイルとは、自由で型にはまらない、放浪的な生活を送るボヘミアンの精神を表現した美術様式です。
カラフルで自由な表現が特徴で、より個性的かつエネルギッシュな空間を演出します。

スタイルその4:クラシックスタイル
クラシックスタイルとは、古代ギリシャ・ローマの芸術を範とし、調和と均衡、理性的な美を追求する美術様式です。
均整のとれた構図やシンメトリー、理想化された人体表現、そして装飾を抑えたシンプルさが特徴です。

このように、インテリアアートの種類とスタイルは多様的です。
それぞれアートの種類とスタイルを知ることで、あなた自身の空間にどのようなアートを取り入れたいか、より明確なビジョンを持つことができるでしょう。アートを選ぶ際は、自分の好みだけでなく、空間の用途や他のインテリアとの相性も考慮することが大切です。
自分の好みのアートを理解する
インテリアアートを選ぶ上で、自分自身の好みを理解することです。
自身の好きなアートのスタイルを理解できれば、アートを選ぶ際の基準が明確になります。
では、具体的にどのように自分の好みを把握し、アート選びに活かしていけば良いのでしょうか。
影響を受ける要素
自身のアートの好みを把握するためには、まず自分が影響を受けた要素を探ることが重要です。
過去の経験や趣味、好きな色、訪れたい場所、さらには文化的背景や家族の影響など、多くの要素が自分のインテリア選びに影響を与えています。
例えば、旅行好きな人は、訪れた国のアートや伝統的なデザインが心に残り、それを取り入れたインテリアアートを選ぶ傾向があります。また、子供の頃の思い出や家族の趣味、親から受け継いだ価値観も、アートへの嗜好に影響します。
これらの要素を交えて、自分が心惹かれるアートに気づくことができるのです。
好みのスタイルを探る方法
自分の好みを探る方法には、いくつかのアプローチがあります。
①インターネットやSNSで情報収集
まずは、インターネットやSNSで様々なスタイルのアートを見てみることから始めましょう。
特におすすめなのが、PinterestやInstagramを活用する方法です。
PinterestやInstagramなどのプラットフォームを活用し、自分が興味を引かれる作品やアーティストを探してみると、好みが明確になってきます。この過程で、自分が好む色のトーンやテーマ、スタイルに共通するものが見えてくるでしょう。
②アートギャラリーや美術館に行く
また、アートギャラリーや美術館に足を運び、実際に作品を観賞することで、感覚を磨くことも非常に効果的です。本物のアートに触れることで、色彩や質感、サイズ感にも気づき、より深く自分のスタイルを理解する手助けとなります。
③友人や家族とアート鑑賞
友人や家族と一緒にアートを鑑賞することも良い方法です。他者の視点を聞くことで、自分が気づいていない新たな発見があるかもしれません。さらに、自分の好みを反映した小さなサンプルやプリントを集めることも助けになります。それにより、自分にとっての「好き」が目に見える形になり、より鮮明に思い描けるでしょう。
好きなアーティストを見つける
インテリアアートの選び方の中で、好きなアーティストを見つけることもおすすめです。
まず、好きなアーティストを見つけるためには、前述したように、好みのスタイルを探る方法を実践することが重要です。
さまざまなアートに触れてみると、アートの知識やそれぞれの良さを理解できるようになります。また、アートに触れる機会が増えてくると、だんだん自分の好みが把握できるようになります。
結果的に自分の好みにぴったりなアーティストを見つけることができます。
そして、自分の好きなアーティストの作品を揃えていけば、オシャレで落ち着いた空間を作ることができます。
自分の好みを把握する上で、アートに対する感情を大切にしてください。
アートは単なる装飾ではなく、心に響くものであるべきです。自分が心から好きだと感じるアートを見つけることで、インテリアがさらに豊かなものとなり、居心地の良い空間が実現します。
自分の好みを把握することは、インテリアアートの選び方において重要なプロセスですので、じっくりと向き合ってみてください。自分自身の個性を表現するためのアートを見つける旅を楽しみましょう。
部屋のコンセプトに合わせる
インテリアアートを選ぶ際には、部屋のコンセプトに調和するようなアートを選ぶことが重要です。
アートは空間に個性を与え、訪れる人々に印象を残す大切な要素ですが、その効果を最大限引き出すためには、カラーパレットの選び方や空間の使い方に合わせたアートを意識する必要があります。
この記事では、自分の部屋に合わせたアートの選び方のポイントについて詳しく解説いたします。
カラーパレットの選び方
部屋のコンセプトに合わせたカラーパレットを選ぶことは、インテリアアートを選ぶ上での基本中の基本です。
まず、部屋の基調となる色を決めることが重要です。
例えば、モダンなインテリアにはシンプルで洗練された色合いが合いますし、ヴィンテージスタイルには暖かみのある色合いが適しています。
また、カラーパレットを選ぶ際には、補色やアナロジー色(隣接する色)を意識して、色の組み合わせに工夫を加えるとよいでしょう。これにより、全体の調和を保ちながら、アートが空間の中で際立つことができます。
例えば、青と黄色の組み合わせを選ぶことで、クールな印象とフレッシュさを両立させることができます。また、ニュートラルカラーにビビッドなアートを合わせることで、シンプルな内装も色鮮やかに引き立つ効果があります。
自分の好みだけでなく、キッチンやリビング、寝室など各部屋ごとにカラーパレットを考えることも大切です。特に、寝室などリラックスしたい空間には、穏やかな色合いを選ぶことがオススメです。
空間の使い方に合ったアート
アートは飾る場所や空間の使い方によってその魅力が大きく変わるため、アートを選ぶ際にはどのようにそのスペースを利用するかをよく考えることが大切です。
例えば、廊下や狭いスペースには、Verticalな作品や長方形のアートを選ぶことで視覚的に空間を広く見せる効果があります。また、リビングなど広めのスペースには、サイズ感を意識した大きなアート作品を一点飾ることで、存在感を引き立てることができます。
加えて、空間がどのような行動の場であるかということも意識しましょう。
例えば、食事を楽しむダイニングエリアであれば、食欲をそそるカラーや食材に関連するアートが有効です。逆にリラックスするスペースには、心が和む自然の風景などが合うでしょう。アートが空間の用途に合わせて選ばれることで、居心地の良い環境を作り出す一役を担います。
さらに、アートを飾る高さや配置も重要なポイントです。
視線が集まりやすい位置に置くことで、アートがより目を引くようになります。一般的に、作品の中心は目の高さに合わせると効果的です。これにより、訪れる人々が自然にアートに目を向け、空間全体に流れるような動きを作り出すことができます。
つまり、カラーパレットや空間の使い方に合ったアートを選ぶことで、より一層満足度の高いインテリア作りが実現できます。アートは自分の個性を表現するだけでなく、居住空間の雰囲気を形成する重要な要素であるため、じっくりと選ぶ時間を費やし、理想の空間を作り上げてください。
購入時の注意点
インテリアアートを購入する際には、さまざまな注意点が存在します。
特にアート作品は一度購入すると長く使うことが多いため、慎重な判断が求められます。
ここでは、予算の設定と購入方法の選択という2つの大きなポイントに焦点を当て、効果的なアートの購入を実現するためのヒントを提供します。
予算の設定
アート作品を購入する前に、まず最初に決めるべきなのは予算です。
アートの価格は、その質や作者の知名度、作品のサイズ、さらにはアートのスタイルによって大きく異なります。したがって、まず自分自身のアートに対する投資額を明確にすることが重要です。
予算の設定には、まず「どのくらいのお金を使えるのか」を冷静に見極める必要があります。
無理のない金額を設定することで、アート購入後に経済的な負担を感じることなく、満足感を得ることができます。一般的に、インテリアアートの価格帯は数千円から数百万円まで幅広く、少ない予算でも手に入る素敵な作品があるため、自分の経済状況に応じた計画を立てることが肝心です。
また、アートを購入する際は、作品そのものの価格だけでなく、その後の管理やメンテナンスにかかる費用も考慮する必要があります。フレーミングや保管、もしもの売却を想定した際のコストも考慮しましょう。これらのポイントに注意すれば、より満足のいくアートの選定が行えるでしょう。
購入方法の選択
次に考慮したいのは、アート作品の購入方法です。
アートは、ギャラリー、オンラインショップ、オークション、アートフェアなど、さまざまな場所で購入可能です。それぞれの購入方法には異なるメリットとデメリットがあります。
・ギャラリーで購入
ギャラリーでの購入は、実際に作品を目にして触れることができるため、質感やディテールを確認できるのが大きな利点です。また、アーティストやキュレーターからの直接的な説明を受けることで、作品の背景や意義を深く理解することができます。しかし、その分価格設定が高くなる傾向があります。
・オンラインショップ
オンラインショップでは多種多様な作品を取り扱っているため、自宅にいながらにして多くの選択肢を持つことができるという利点があります。特に最近では、アートの作成・販売を行うプラットフォームが増えており、リーズナブルな価格で新しい才能の作品を探しやすくなっていますが、実物を確認できないことが懸念材料となります。
おすすめのショップ
・ARTELIER (アート作品が1,000点以上取り揃え)
・tagboat (大物アーティストから美術学校の生徒作家まで、幅広い作家の作品を取り揃え)
・Libli-Art (初めて絵画を購入する初心者向きのお手頃価格でも作品を購入可能)
・オークション
オークションは予算内で思わぬ掘り出し物を見つけることができる魅力がある反面、競り合いが発生するため、予算をオーバーするリスクがあることも考慮しなければなりません。
他にも、アートフェアなどのイベントや路上販売などさまざまな購入方法があります。
各購入方法に対する理解を深めたうえで、自分が求めるアートをどのように探したいのか、どのような体験を重視したいのかを明確にすることが重要です。これにより、満足のいくアート購入ができるでしょう。
アートの飾り方とメンテナンス
インテリアアートは、ただの装飾品ではなく、空間を生き生きとさせる重要な要素です。しかし、その効果を最大限に引き出すためには、どのように飾るか、またどのように維持していくかが鍵となります。このセクションでは、アートの飾り方やその後のメンテナンスについて詳しく解説します。
飾る場所と配置のコツ
アートを効果的に飾るためには、まずそのアートと周囲の環境とのバランスを考慮することが重要です。適切な場所を選ぶことで、アートはその魅力を存分に発揮します。
まずは空間の用途を考えましょう。
リビングルームやダイニングルームでは、大きな絵画やインパクトのあるアートをメインのアクセントとして配置することが効果的です。
これに対し、寝室や書斎などリラックスできる空間では、穏やかな色合いや穏やかなシーンが描かれたアートが適しています。また、アートが空間のテーマやトーンに合っていることも不可欠です。
配置については、視線の高さを意識することが大切です。
一般的に、アート作品の中心は地面から約150~160センチメートルの高さが理想とされています。この高さは、多くの人が自然に視界に入る位置であり、アートの存在感を最大限に高めることができます。
また、アートを複数飾る際にはグループ化することで、より一体感を持たせることができます。サイズやスタイルが異なるアート作品を組み合わせる際は、色合いやテーマの一貫性を意識することが重要です。特に、フレームやマットの色を統一することが、より洗練された印象をもたらします。
日常的な手入れと維持管理
アートを長く美しく保つためには、日常的な手入れや定期的なメンテナンスが欠かせません。
まず、適切なクリーニング方法を知っておくことが大切です。
キャンバスアートは、柔らかいブラシや静電気防止のウエットクロスで優しくほこりを払う程度で十分です。また、ガラスで保護されたアートの場合は、ガラス専用のクリーナーを使用することで、汚れや指紋をきれいに取り除くことができます。
直射日光や湿度の高い場所を避けることも重要です。紫外線にさらされると、色あせや劣化の原因となります。そのため、アートの場所を選ぶ際には、日当たりの状態をチェックすることをお勧めします。また、湿気の高い場所にアートを配置するのも避けましょう。湿気が多いとカビが発生し、アートを傷めることがあります。
さらに、アートの展示や管理に使うフレームやマットも、定期的にチェックしましょう。特に木製のフレームは、湿気によって変形や腐敗が生じる可能性があります。フレームの清掃や再塗装も視野に入れて、時折メンテナンスを行うことが大切です。
これらの手入れと管理を行うことで、アート作品はその美しさを保ちながら、空間により一層の魅力を加えることができます。アートのある暮らしを楽しむために、少しの手間をかけることが、長くできる秘訣です。
まとめ
この記事では、一人暮らしの部屋をオシャレにするためのインテリアアートの選び方について紹介しました。
生活を豊かにするための1つの方法としてインテリアアートを飾ることをおすすめします。
インテリアアートを飾ることで空間がオシャレになります。そして、オシャレな空間で生活していると、心が安らぎリラックス効果があるので、結果的に快適な生活を送ることができます。
皆さんも、生活をより豊かにするためにぜひインテリアアートを飾ってみてください。